ふくてんの人間0年生雑記

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主にゲームや漫画、ゲーム業界就活関連の記事を書いています。

【革新的】次世代の質屋アプリ「CASH」の魅力と落とし穴について

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どもども!ふくてんです。
最近、激務で心が荒んできているのか
「楽にお金稼げれたらなぁ~」
と思う事があります。
(人生そんな甘くはないですが…)


それこそ、身近なところでいうとヤフオクであったり、メルカリであったり簡単にお金を手に入れられるコンテンツは昔に比べたら、増えたなぁという印象があります。

しかし、それをさらに上回るかもしれない画期的なアプリが今日配信されました。

その名も 「CASH-キャッシュ-」

 

なんと、このアプリは
「売りたいモノをすぐにお金に変えてくれるアプリ」です。

 

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いやいやいやいや!www
嘘やろ!メルカリでももっと手間かかるわ!www

と疑いたくなりますよね。

僕も最初、このアプリが配信されたニュースを見た時にそう思いました。
しかし、これ本当なんです。

このアプリを制作されたのはSTORES.jpを運営するブラケットの創業者である光本勇介さんが今年立ち上げたばかりの「株式会社バンク」という会社さんです。

実際、疑心暗鬼になりながら「CASH」について調べてみました。


質屋アプリ『CASH』の概要

詳しい使用方法は僕の尊敬するブロガーさん「さかがみさん」が実際に使用された記事を作ってくださっているので、この記事をご覧頂けると幸いです♪
(さかがみさん、快くご了承頂き、ありがとうございます!)

 

www.sakagami3.com

 

主な流れ

●まず「売りたいモノ」を決める
●売りたいモノの「ブランド」、「カテゴリ」、「商品状態」を選択し、写真を撮影する
●すぐに査定が始まり、査定額が出る
●その金額で了承するとアプリ内のウォレットに「キャッシュ」が即座に振り 込まれる
●その「キャッシュ」は銀行振込もしくはコンビニで現金として受け取れる
●売買成立して金額を受け取ると、アプリを通して集荷依頼がくる。
(なんと、配送会社が集荷してくれる!)

要件

●サービス利用は無料
●売買成立すると2ヶ月以内に「キャッシュ」か「キャンセル」を選択できる猶予が与えられる
●キャンセルした場合、査定金額の15%の手数料がかかる
●受取可能金額は1,000円~
●コンビニで現金を受け取る場合、受取上限は1万円(受取時間はAM7:00~PM22:00まで)
●受取手数料は一律250円かか る
●取引上限金額は20,000円まで(それ以上価値のあるモノでも上限2万円で査定される)
●キャッシュ化できる商品はブランド衣類やスマートフォンやタブレット端末などに限られている。
(今後、拡大予定らしいです)
●対応OSはiOS(Androidは今後配信予定とのこと)

おすすめのユーザー

●買ったはいいけど全然着ていない服がクローゼットに眠っている人
●間違って買ってしまったけど、返品できない商品を持っている人
●今すぐ、ちょっとしたお金が欲しい人
●少しお小遣い稼ぎがしたい人
など

とまぁこんな感じです。

このアプリの最大の特徴としては商品売買を行い、お金を受け取るまでの間にユーザーが起こすアクションはほとんどスマホで完結してるという点です。

今までオンラインで人と商品売買を行うコンテンツ(ヤフオクやメルカリなど)はたくさんありましたが、いずれも購入者と販売者の間に連絡取引や入金手続き、郵送手続きなどの手間がありました。

それらを全て取っ払って、お金を受け取るまでのレスポンスを最大化したこのアプリは革新的だなと素直に思います。

しかし、その半面「不正などもできるのではないか?」とゲーム仕様の穴などを突きたがる僕は思うわけです。
(いいか?皆マネしないように調べたんだからな?僕はするつもりなんかなかったぞ?)


「CASH」は不正ができるのか?

単純に考えると「CASH」の仕様にはいくつかの穴があるのです。

例えば
●写真とは異なる商品を送る事ができるのではないか?
(本当は中古だけど新品のように扱うなども含む)

●キャッシュだけ貰って商品を送らないことだってできるのでは?

今回はこの仕様の穴について、調べてみました。

写真とは異なる商品を送る事ができるのではないか問題

結論からい うと「可能」です。(しかし、犯罪行為になる可能性がある)

「本当は商品状態が良くないけれど、新品のように扱う」は商品状態を確認する人間の主観も入るのでグレーゾーンなところですが、みるからに写真状態とは異なる商品を送ったりなどの不正が発覚すると運営側から
電話番号を含むアカウントがブラックリストに追加されます。
簡単にいうと、その電話番号はこの会社のサービスを永久的に使えなくなるという事です。

電話番号を大量に用意すれば…という考え方もありますが、電話番号を発行するにも身分証明や銀行口座の情報を開示して購入する必要があり、それらのコストをふまえると「CASH」で取引される上限2万円では採算は合わないかと思います。

むしろ効率が悪いでしょうね。絶妙な上限設定だなと思います。

キャッシュだけ貰って商品を送らないことができるのではないか問題

これに関しても結論からすると「可能」ですが、れっきとした犯罪行為にあたり、リスクが大きいです。

もはや、このレベルの不正になると
問答無用で電話番号を含むアカウントがブラックリスト行きです。

このサービスだけでなく、他のサービスでもその電話番号をしている場合はそれらにも影響が出ないとはいえません。


不正が可能なアプリで採算が取れるのか?

僕もゲーム業界で働く人間として、アプリで収益を得るマネタイズに関しては興味があります。
例えば、悪質なユーザーが電話番号を犠牲にしてでも目の前にある2万円の為に不正を働いたとしましょう。

その悪質ユー ザーが1000人いたとしたら運営側は単純計算で
●1000人×2万円=2000万円
総計で2000万円の損失です。

そのことについて、運営会社の光本社長はこう語っています。


これは性善説に基づくビジネス。壮大な社会実験だとも思っています。
もちろん、一定数は悪意のあるユーザーは存在すると思いますが、その他のユーザーは正当にサービスを利用してくれます。
ですので、ある一定の割合で悪質なユーザーがいてもビジネスとして成り立つように設計しています。

※性善説とは…「人間の本性は基本的に善であるとする倫理学」

なるほど…。
確かに性善説に基づいたビジネスは他にも
「オフィス向けの置き菓子サービス」「野菜や果物などの無人販売」がありますね。

つまり、「悪質なユーザーには2万円はくれてやる。その代わり、今後自社のサービスは永久BANするからな」って事なのですが、光本社長は

「ある程度の不正があったとしても、残りの良心的なユーザーによって収益は確保できる」と見込んでこのサービスをビジネスとして発信するに至ったという事です。

商売とは常にリスクと隣合わせで、成り立つものなのだと改めて知ることができました。
一見、博打とも思える商売ですが、大きなリスクを背負わなければ革新的なサービスは提供できないという光本社長の壮大な覚悟を感じました。


ちなみに運営側の収入源としては
●取引キャンセルにかかる15%の手数料
●取引されたアイテムの価値を最大化できるルートが別にある
だそうですが、果たして性善説に基づくビジネスは成立するのか…というところも今後の動向が気になるところです。


まとめ

とにもかくにも、昨今のアプリとは一線を画した革新的ともいえるアプリが台頭した瞬間を垣間見たなと思いました。
それほど、衝撃的でしたし今後ビジネスとして成り立つのかどうかが気になるところでもあります。

僕はAndroidユーザーなので、配信まで少し待つ形となりますが、ユーザーとして非常に楽しみにしています。
また使用してみたらレビューなどもしてみたいと思います。

今回は革新的アプリ「CASH」についての記事でした!
それではまた!