【蘇る名作】おすすめタイトル5選!スーパーファミコンミニの魅力
出典:任天堂株式会社
ゲーム黄金期を支えた立役者「スーパーファミコン」
ついに、そのミニ版の『スーパーファミコン クラシックミニ』の予約がはじまりました。
既に予約は大盛況だそうで、Amazonなどでは、定価の1万円以上のプレミア価格で販売されている程の人気だそうです。
例に漏れず、私もブラウン管テレビにかじりついてスーパーファミコンをプレイしていた子どもの1人でした。
今回は27年の時を越え、発売される事を記念して、当時の想い出を振り返るとともに、『スーパーファミコン クラシックミニ』の中からおすすめのタイトルを紹介していきます。
スーパーファミコンとは
正式名称:スーパーファミリーコンピューター
発売元:任天堂株式会社
発売日:1990年11月21日
累計出荷台数:約4,910万台
『スーファミ』という愛称で90年代のファミリー層に愛されたゲーム黄金期を支えた名機。
当時は前衛的にL・Rボタンが搭載され、アクションの幅が広がり、革新的な遊びをもたらしました。
さらに、コントローラーは分離しており、いつでも買い替え可能。
「スーパーマリオブラザーズ」「ゼルダの伝説」を名だたるタイトルをはじめ、約1,400本を誇る収録タイトルの多さが最大の魅力。
当時の思い出
思わず、家族揃って体ごと 傾けてしまった「マリオカート」のドリフト
友だち同士でお互いの攻略法を自慢し合った「ゼルダの伝説」
理不尽な難易度で死にまくって「もう一回!」と夢中になった「超魔界村」
そのどれもが、心踊る新しい体験でした。
当時はとても裕福とはいえない家庭でした。
大人になった今だからこそわかる。
友人がゲームを持っている事に憧れて、「買って!」と駄々をこねていた私に
「ウチはそんな贅沢はできない!」と怒鳴る両親。
しかし、働いたお金を少しずつ捻出し、クリスマスに買ってくれたこと。
私の笑顔を見て、微笑む両親。
当時の幼心に気づかなかった事が社会人になった今、それがどれだけ大変だったことかを今更気づいて胸が熱くなる。
もっと、はやく親孝行すればよかったと。
私にとって、スーパーファミコンはただの遊び道具ではなく、共働きだった両親が汗水流して買ってくれた思い出の詰まった贈り物だったような気がします。
スーパーファミコンミニのタイトルおすすめ5選
さて、今回のスーパーファミコンミニは本体にソフトが内蔵されているそうで、合計で21タイトルが遊べます。
その中から今回は、筆者の独断と偏見でおすすめのタイトルを5本だけ紹介していきたいと思います。
(本当は全部紹介したいくらいですが…)
①スーパーマリオワールド
出典:任天堂株式会社
言わずと知れたスーパーファミコン時代の金字塔。
スーパーマリオシリーズの中で2D横スクロールの集大成ともいえるゲーム。
当時初登場だった強い味方「ヨッシー」の登場によって、遊びの幅がグンと上がり、夢中にさせました。
さらに、マントによって縦横無尽に空を飛び、その爽快感に心を奪われました。
時には、「ヨッシーごめん!」と言いながら、ヨッシーを捨て身にしてクリアしなければならない世の中の理不尽さを子どもながらに知った記憶があります。
そうやって、出会いと別れを繰り返しながら、クッパのもとへ繰り出す過程は、まるで人生のように試行錯誤しているようで楽しかったです。
また、テンポが良く、世界観に没入できるBGMも大きな魅力。
「ここはヤバそうだ…」とみるからに緊張感が高まるようなBGMで心が煽られたり、ボーナスステージのワクワク感のあるテンポの良いBGMは、スーパーマリオならではの世界を構築しています。
②超魔界村
出典:任天堂株式会社
今でこそ、ダークソウルや仁王などがありますが、このシリーズこそがまさに「元祖死にゲー」と言っても過言ではないでしょう。
説明書がいらないくらいシンプルな操作とは裏腹に、制作陣に恨みが湧き上がるほど、何度も何度もやり直しが必要な難しいゲーム。
タイミングとテクニックがものを言うゲームで、全ての集中力と全神経を指先に集中させて、一打入魂。
そのトライ&エラーは数百回、数千回。
いや、数万回は繰り返しプレイしていたように思います。
"やめられないんです"
やればやるほどに、「次はこうすれば、いける」というアイデアがどんどん出てきて、難しいとわかっていながらも、挑戦せずにはいられない。
兄弟で交代ばんこにプレイしていて、兄が失敗すると「あ~!もう!」と一緒に悔しがっていた思い出があります。
ちなみに私は、十数年経った今でもエンディングは見れていません…。
現代のゲームが簡単すぎて物足りない方にぜひおすすめです。
③スーパードンキーコング
出典:任天堂株式会社
当時としては最高グラフィックの横スクロールアクションゲーム。
アクションで敵を倒しながら、頭を使って謎解きをするパズル要素もあり、まさに頭脳と身体を駆使して遊ぶトライアスロンゲームです。
思わず鳥肌が経つような猛吹雪の雪山。
この先なにがあるかわからない冒険感のあるジャングル。
極彩色豊かな美しい海の中。
そのステージを相乗させる雰囲気のあるBGM。
そのどれもが非日常的で魅力のあるステージでした。
また、ステージごとに難易度が少しずつ上がってきて、2人協力プレイで打破できた時の達成感はひとしおです。
トロッコに乗った時やボーナスステージに来た時のワクワク感は今でも忘れません。
④星のカービィ スーパー・デラックス
出典:任天堂株式会社
カービィシリーズの名作であり、最高傑作。
「食べた能力で世界が変わる」
敵を食べて、コピーした能力を駆使しながらクリアを目指す横スクロールアクションゲーム。
敵の能力も多種多様で、その数なんと24種類。
コピーした能力は単一なコマンドだけでなく、複数のコマンド入力をする事で「能力特有の技」を繰り出せて、「もっとコピーして、いろんな技を!」と思わせる要素があります。
さらに、ストーリー意外のゲーム要素も多種類あります。
●ゲームボーイのリメイク版「はるかぜとともに」
●デデデ大王との大食いレース「激突グルメレース」
●マップ毎にステージを選んで遊べる「白き翼のダイナブレイド」
●地底洞窟でお宝探し「洞窟大作戦」
●宿敵メタナイトとのシリアスなシナリオ「メタナイトの逆襲」
●簡単にはコピー能力を使えない最高難度「銀河に願いを・・・」
などなど。
●タイミングを見極めて力試し「メガトンパンチ」
●反射神経がものを言う居合バトル「刹那の見切り」
他にも、お手軽に友達同士で遊べる上記の2つのミニゲームがあり、門限ギリギリまで、ずっと遊んでいたような記憶があります。
多種多様のゲームモードと壮大なボリュームがあるので、かなり満足感が得られるタイトルです。
⑤ゼルダの伝説 神々のトライフォース
出典:任天堂株式会社
今なお、語り継がれる アドベンチャーゲームの最高傑作。
ストーリーもさることながら、アクション性やギミック、音楽、どれをとっても完成された芸術品といえます。
本作の最大の魅力は、アイテムや知識、発想力を駆使して、さまざまなダンジョンの謎を解き、主人公リンクとともに、成長していく要素です。
また、敵もゴリ押しで戦って倒すのではなく、その時に入手したアイテムを上手く使って倒していきます。
そして、普段では行けないような場所も表裏一体となっている2つの世界を行き来しながら時空を越えたギミックの解読ができた時の達成感は感動の次元を越えました。
プレイヤーを飽きさせる事のない細やかなレベルデザインで大人がプレイしても、非の打ち所がありません。
まさに、スーパーファミコン界の名作中の名作といえるでしょう。
⑥番外編:スターフォックス2(幻のゲーム)
出典:任天堂株式会社
さて、今回のおすすめタイトル紹介からは外れてしまいますが、番外編としてこちらを紹介させて頂きます。
シリーズでおなじみの画面の奥へと進んでいく「3Dスクロール」から、360度自由自在に宇宙を飛行できる「全方位モード」とロボットにモーフィングできる「変形モード」は当時としては革新的な要素でした。
シリーズ初代から大好きだったので、次世代の機能が搭載された続編として「次はどんな新しい体験ができるんだ!?」と子どもながらに楽しみにしていた覚えがあります。
しかし、完成を間近にして、発売中止。
理由は、開発費の高騰と後継機だった「NINTENDO64」の発売日と重なってしまった為。
「スターフォックス2」は瞬く間に幻のゲームとなってしまいました。
しかし、「どこかで復活させたい」という任天堂社員の粋な計らいにより、20年の時を越えて、2017年に息を吹き返すことになりました。
今回のスーパーファミコンミニでは「スターフォックス2」が実装されます。
それだけでも、買う価値はあります。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか。
スーパーファミコン世代にはたまらない情報が盛りだくさんで、今から待ち遠しいです。
これだけの名だたるタイトルが内蔵されているゲーム機なのに、お値段も8,618円と大変良心的です。
全てのソフトを買おうとすると、本体合わせて、当時換算で約20万円ほどになるので、1万円以内で買えるのは本当に夢のようです。
今は価格高騰が起きていますが、この機会にぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。
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