ふくてんの人間0年生雑記

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Nintendo Swichが売れている3つの理由

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Financial Timesから有力な情報として任天堂が2017年度内にSwitchの生産を1800万台に増産を予定している」というニュースが流れましたね。


今年の年末商戦に向けての販売戦略なんでしょうけど、従来の出荷目標台数1000万台から約2倍に引き上げるとは、まさに破竹の勢いを物語っています。

今振り返ると、発売前の時期ではこんなに売れるとは思っていなくて、正直ぶっちゃけると「携帯機と家庭用ゲーム機の両用化されたハード」程度に思っていました。
「まーたWiiUみたくコケるぞ!ナムナム!」とまで思っていました。
任天堂さん、ごめんなさい。)

それが、発売から約3ヶ月が経った2017年6月現在でも、品薄状態が続いているほどです。
その品薄の影響により、価格の高騰化が進み、今では定価よりも1~2万円程高いプレミア価格で取引されているほど。焦って買っちゃだめよ。

昨日の仕事帰りの電車で見知らぬおばちゃんが立ちながらSwitchで「ゼルダの伝説」やってるのを見て、「Switchきたな」と確信したね。
いや、たまたまゲーム好きな方だったのかもしれないけど、ここ数年はそんな光景はスマホでしか見てなかったので、やはり何か確信めいたものはありました。

こうした情勢の中でSwitchが今アツい!と感じている方は少なくないと思いますが、
「Switchがなぜ売れているのか」までを考えたことがある人は少ないように感じます。

ですので、今回はSwitchが売れている理由について、個人的に分析していきたいと思います。
(たまには業界人らしくね!)

1.発売日に売れ筋タイトルが揃っていた

・『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
・『スーパーボンバーマンR
・『ぷよぷよテトリスS』
・『ドラゴンクエストヒーローズⅠ/Ⅱ』
・『マリオカート8 デラックス

ぱっと挙げただけでも、任天堂における人気タイトルが勢揃いしているのがわかります。
マリオカート8』のみ、スイッチ発売数日後のリリースですが、
ゼルダの伝説』は海外のメタスコアでも偉業の歴代2位の98点を叩き出し、
売れ行きも400万本を突破するキラータイトルになりました。

こうした質の高いゲームソフトがあるという事をメディアやネットを通じて世界中に広まり、「Switchすげー!買わなきゃ!」という購買意欲を刺激したのは言うまでもありません。

2. さまざまな体験シーンを提供してくれる

Switchの最大の特徴として屋内と屋外などさまざまなシーンで遊べるような設計になっている事です。

例えば、Switchには
・室内でまったりしながらテレビでプレイできる「家庭用ゲーム機モード」
・屋外で本体のみで遊ぶ「携帯ゲーム機モード」
・コントローラーをシェアして本体画面で複数人と遊べる「テーブルモード」
など、さまざまな体験シーンを演出してる魅力こそがSwitchが売れている要因の1つです。

だって考えてみ?
自分の好きなゲームが屋内では大きなテレビ画面でプレイできて、外出先でも場所を選ばずできるんだぜ?

夢の玩具だよ。トイザらスもびっくり。


3.品薄状態が人々の購買意欲を刺激した

これは、狙ってやっている商法かは想像の域を越えますが、Switchが売れている 事に起因している1つかと個人的には思います。
Switchに限った事ではないですが、こうした製品は需要よりも供給が上回ると価格が下がりやすく、反対だと価格が上がりやすくなります。

わからない方の為に簡単に説明すると
「Switch欲しい!」という人が商品の在庫をはるかに上回ると、手に入れられる人が限られ、希少価値が高くなります。
すると、人の心理として「貴重なもの」という認識が高まり、定価よりも高い価格で売られたとしても、手に入れたいという衝動心理に駆られます。


この事をマーケティング用語で「スノップ効果」と呼ばれるのですが、つまるところ、手に入れる事が難しければ難しいほど「何としてでも手に入れたい!」と思う心理現象ですね。

「品薄!人気!」と ひとたびメディアに報道されたことで、多くの人の購買意欲を刺激する事になったという事ですね!

 

 

本日はそんなところで!

それではまた!