ふくてんの人間0年生雑記

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主にゲームや漫画、ゲーム業界就活関連の記事を書いています。

【就活生必見!】家庭用ゲーム会社の実情、どんな雰囲気!?給料は!?

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どもども!ふくてんです!

 

前回投稿させて頂いたコチラの記事が思いの外、好評を頂きましたので、今回は第2弾を敢行していきたいと思います!

www.fukuten-blog.com

今回のテーマは「ゲーム会社の実情~給料は!?社風は!?」についてです。
※あくまで業界で働いている僕の主観ですので、会社によって多少異なる情報もあります。予めご了承の上、参考程度にご覧ください。

 

 

ゲーム会社のいいところ

まずは、ゲーム会社に勤めている中で「ここが良かったなぁ」と思う所を紹介していきます!

 

その①『服装は自由!』

 ゲーム会社は基本的に服装は自由ですし、髪を染めていても大丈夫です!
(一部の会社は多少制限があるところもあります)
僕が見てきた中で一番尖っていた人は頭を金髪モヒカンにして鼻ピアスと口ピアスをつけていた先輩です。

本来であれば、人類で最も関わりたくない種類の人間でしたが、恐る恐る挨拶をすると笑顔で「おはよー!ふくてんくん!」と応えてくれる気さくな方でした。

そう。
ゲーム会社にいる人は見た目は尖っていても、それはあくまでオラついているわけではなく、個性の主張なので、優しくて面白い人が多いのも特徴です。

そういった服装や容姿に縛りがないところが、ゲーム会社ならではの魅力を引き出している要素ですね!

 

 

その②『勤務スタイルが自由!』

少し言い過ぎかもしれませんが、勤務スタイルは他業種に比べると自由な傾向にあります。

例えば、仕事中に音楽を聴きながら作業をしている人もいますし、午後から出社してくる人もいます。

ゲーム業界の多くは「裁量労働制」を導入しており、基本的に「みなし労働時間分」の作業をしているのであれば、何時に帰っても構わないという労働制度です。

実際に僕が働いてきた会社では、自己都合で昼から出社してきても誰も何も言わないですし、お子さんの授業参観で午後に退社する人もいます。

とは言っても、あくまで「自分の裁量に任せる」という部分を悪いように使っているのではなく、自己都合に合わせて、作業量を調整し、スケジュールを死守できている事が大前提です。

しかし、会社によっては規定に従って定時が設定されているところも多いので、一概には言えません。

あと、私語なども普通に問題はないです。
好きなゲームの話とかプライベートの話などを勤務時間中に先輩とおしゃべりしながら働いてますね。

 

 

その③『福利厚生が面白い!』

これは、まだ労働環境が整っていない中小企業では少ないですが、大企業ともなれば特徴的な福利厚生を用意しているところもあります。

例えば
●好きなゲームが借り放題!
●マッサージチェア完備
●月に1度の飲み会費用補助
●映画鑑賞代補助
●スマートフォン支給
●社員海外旅行(年1回)
などなど…

結構面白い福利厚生がたくさんあるんです。
もちろん、健康保険や厚生年金などの基本的な福利厚生はたいていの企業は完備しています。

福利厚生も会社選びをする際に大切な要素だと思いますので、ぜひそこらへんにも注目してみてください。

 

 

その④『昇給・出世が早い!』

もちろん、やる気と結果を出せれば…の話です。
ゲーム業界は市場としては出来て間もない業界の為、年功序列という文化があまりありません。

むしろ、実力主義の傾向がある為、実力(スキルとコミュニケーションスキルなど)さえあれば、4~5年でアートディレクターやディレクターなどのポジションを任せてもらえる可能性は十分にあります。

任せてもらえる裁量が多ければ多いほど、大変な事もありますが、反対に言うと自分の考えた事を反映させやすいポジションなので「やりがい」があるのが大きなメリットですね!

 

 

ゲーム会社のわるいところ

次にゲーム会社に入って「ここが大変だなぁ」と思ったところを紹介していきたいと思います!

その①『市場が不安定な業界である』

前記事でも書きましたが、ゲーム業界の市場推移は不安定です。

ゲームというコンテンツ自体は衣食住以外の「娯楽」に分類されますし、生活に必要不可欠な要素ではありません。

言い換えれば、ユーザーにとって娯楽以上の体験をもたらす事ができなければ、すぐに衰退する可能性のある市場とも言えます。

その不安定な市場がゆえに、賞与(ボーナス)などは確実に支給される保障はなく、業績に応じて支給されるケースが多いです。

安定した収入を求めているのであれば、生活に必要不可欠で永続的に大きく変動しない業界をオススメします。

 

 

その②『労働時間が長い』

これは、一度は耳にしたことがあると思いますが、労働時間が比較的長いのも、この業界の大きな特徴です。

ゴールの見えないコンテンツだからこそ、時間が許す限りどこまでも追い求められるわけですし、締め切り間近になると、まさに文化祭前夜のような感じです。

「なにそれ!楽しそう!」と思ったあなた。
靴下以外全て脱ぎ捨てて、そこに正座しなさい!

文化祭前夜というと聞こえはいいですが、実情は「リリース前のQAデバック期間」という名の終盤時期に差し掛かり、ユーザーにストレスとなる障害はないかを延々チェックする日々が続きます。

例えば「何度も何の変哲もない壁に向かって1万回撃ってみる」など…
途方も暮れるような作業を行い、隅々までチェックする日々。

しかも、寝る間も惜しんで…。
必要とあらば、休日出勤も余儀なくされる現実。

考えてみてください。
ユーザーとしてゲームを楽しむのとはわけが違うんです。

ゲーム業界というのは締め切りが近づくにつれ、「製品をより良くしたい!」という大義名分のもと、労働時間が長くなっていく傾向にあります。

つまり、「ゲーム愛」で生きているような人でない限り、厳しい業界という事です。

 

 

その③『給料が比較的低い傾向にある』

ゲーム業界は「市場が不安定」であるがゆえに、安定した高給が得られないというデメリットがあります。

リリースするまでは売れるかどうかはわかりませんし、言うなれば常に博打状態です。

そんな不安定の中、安定した給料と賞与を与えられる環境はゲーム業界にはありません。

海外に行けば別ですが、少なくとも日本のゲーム業界において、そのような高待遇の会社は稀であることを覚悟しておく必要があるでしょう。

あくまで感覚ですが、20代~30代でだいたい年収200~400万円という人が多いのが実情です。

 

 

その④『出会いが少ない』


まぁこれは実務上、影響のないところですが、よくあるドラマで社内恋愛というのは他業界に比べ、少ない方と考えた方がいいでしょう。

今でこそ、ゲーム好きな女性ユーザーは増えつつありますが、開発する側としては男性比率が圧倒的に多いです。

ちなみに前職と現職は業界の中でも女性比率が多い方ではありますが、いずれも「8:2」くらいの割合です。

「じゃぁ他で探せばいいや」と割り切ったとしても、労働時間の長さが拍車をかけ、新しい出会いの為に割ける時間もありません。

そうなると、仕事に熱中するしかないのですが、気づけば婚期を逃している…ことなんてしばしば。

実際に僕のまわりでも未婚の40代の方が多いですが、本人はそれについて悩む素振りもなく楽しそうにしていますw

 

 

まとめ

さて、今回は「家庭用ゲーム会社の実情」をテーマにして語りました。

とはいっても、全ての会社に当てはまるというわけではなく、あくまで僕の経験と他社にいる仲間から聞いた情報をまとめた感じですので、会社選びをする上での参考としてご覧頂けると幸いです。

僕で良ければ、いつでも無料で相談に乗りますので、お気軽にご相談ください。

fukuten3104@yahoo.co.jp

前回の記事もなかなかの好評だったので、この記事も好評頂ければ、第3弾もやっちゃおうかな~と思います!

ネタは「パブリッシャー会社(発売元)とデベロッパー会社(開発元)の違い」についてなどをやってみようかなと。

 

それでは、また!