ふくてんの人間0年生雑記

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主にゲームや漫画、ゲーム業界就活関連の記事を書いています。

【就活生必見!】良いゲーム会社の選び方7選

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どもども、ふくてんです!

今回のテーマは「ゲーム業界で就活する際に見極めたい会社選びのポイント」です!

比較的、就活生向けの記事になるかと思いますが、それ以外の方も転職する際などの1つの参考情報として楽しんで頂ければと思います。

 

その①「パブリッシャー会社とデベロッパー会社の違い」

まずは、会社選びをする上でゲーム業界には大きく分けて
「パブリッシャー」「デベロッパー」の2種類のメーカーがあることを理解しましょう。


これを理解せずに会社選びをしてしまうと、後々「こんなことがやりたいわけじゃなかった!」となるので注意が必要です。

パブリッシャー

「パブリッシャー」とはゲームソフトの販売・宣伝を行う会社の事です。
つまるところ、発売元ですね!

<国産パブリッシャー>
●スクウェア・エニックス
●バンダイナムコエンターテインメント
●カプコン
●フロム・ソフトウェア
●コーエーテクモゲームス
●コナミ
●セガゲームス
などなど…

こうしてみると名だたる企業が揃っていますねぇ。

 

<メリット(パブリッシャー編)>
●その会社のタイトルに携わる事ができる
●「企画~制作~実装~リリース」までの開発工程を体験できる
●最新技術を学びやすい環境にある
●福利厚生が整っている所が多い

<デメリット(パブリッシャー編)>
●規模が大きい為、必ずしも好きな仕事ができるわけではない
●他社のタイトルに携わる事ができない

 

 

デベロッパー

「デベロッパー」とはゲームソフトの開発を行う会社の事です。
いわば、パブリッシャーから開発を依頼される下請けという事になります。

 

<国産デベロッパー>
●モノリスソフト
●プラチナゲームズ
●サイバーコネクトツー
●ヘキサドライブ
●インテリジェントシステムズ
●トーセ
●シリコンスタジオ
などなど…

こちらも、日本有数のパブリッシャーを支えるに相応しい名が並んでいますね。

 

<メリット(デベロッパー編)>
●複数の大手タイトルに携われるチャンスがある
●開発の醍醐味を味わえる
●複数タイトルの制作ワークフローが学べる

<デメリット(デベロッパー編)>
●クライアントありきなので、自分の意見が反映されにくい
●ゲーム開発の全貌が見えにくい(部分受託の場合)
●中小企業が多いため、福利厚生が充実していない所が多い

 

 

その②「給与はどうか」

ゲーム業界に限らず、就職&転職する上で一番気になるのが「給与」です。
むしろ、僕が就活している時も会社選定の基準の主軸でしたからね。

 

ゲーム業界というのは専門性が高い業界の為、本当にやる気のある人が集まってくる傾向にあります。

 

何が言いたいのかというと「やりがい搾取」が横行される可能性があるという事です。

 

「やりがい搾取」というのは
「労働者のやる気を利用し、賃金の代わりにやりがいを報酬として意識付けさせる事で低賃金の常態化や無償の長時間労働をさせ、無自覚のまま労働を搾取される事」です。

 

つまるところ、「お金ちゃうちゃう!仕事は”やりがい”が大事なんや!」という考え方です。

 

恐ろしい事ですよね。
やりがいがあろうがなかろうが、時間と労働力を提供する限り、それに見合った対価は貰うのが当たり前です。

 

しかし、ゲーム業界に至っては「やりがい搾取」によって基本給が低いところがありますので注意が必要です。

 

基本給が低い会社に入社してしまうと、転職する際にもその給与がベースにされてしまうので、一向に給与アップが見込めない人生となってしまいます。

 

できれば初期ステータス値は高い状態で「人生」というゲームをスタートさせましょう。

 

あくまで僕の主観ですが、目安としては四大卒で「月給20~25万円」を考えていた方が良いと思います。

 

 

 

その③「社風はどうか」

会社で働く上で、その会社の働きやすさ(雰囲気)は非常に大切です。

しかし、就活をしていると会社側も良いところばかりを見せてくるので、なかなか本性がどうなのかがわかりません。

そこで、就活時代に僕が実践してみた事を紹介していきたいと思います。

 

インターンシップに参加する

本命クラスの会社であれば、実際にインターンシップに参加して、会社の雰囲気を直に感じてくるという事は非常に大切です。

 

会社側もインターンシップ生が来てるから体裁を整えようとしますが、それはあくまで対外的な人事部だけで普段から働いているスタッフまで徹底はされていません。

 

チャンスがあれば、そこで先輩方と仲良くなって会社の実情を聞いちゃうのもアリです。

 

あまりに突っ込んだ質問は警戒されてしまうので注意が必要ですが、例えば
「この会社ってどんな雰囲気ですか~?」
「プライベートで会社の方と会ったりされるんですか?(プライベートで会うほど親密な関係が築けているか)」
「いつも仕事終わりには何をされているんですか?(長時間労働しているかどうか)」
などなど、オブラートに包めば、結構答えてくれます。

 

特に、転職歴のある先輩がたくさんの会社を見てきているので、その会社を客観的に見れている人が多いのでオススメです。

 

開発スタッフ(先輩)と仲良くなる

これは会社説明会やワークショップなどで参加している開発スタッフの方と仲良くなり、社風を探るという事です。

 

もちろん、その人自身の性格の良し悪しもあるので一概には言えませんが、劣悪な環境で働いている方は総じて無自覚に常識を欠いた発言などをしがちです。

 

そういったところにも注意を払い、就活生時代からFacebookなどで繋がっておくなどして、いつでも情報を聞き出せるような関係を構築すると良いかもしれません。

 

もし、その人が親身になって聞いてくれる人であれば、就活での悩みなどを打ち明けてもいいかもしれません。

 

 

 

その④「人材育成の為の制度が充実しているか」

 会社を選ぶ上で「人材育成に力を入れている会社かどうか」というのは、かなり重要になってきます。

 

なぜならば、人材育成は会社にとって長期的にみた時の一番の「財産」だからです。
その財産である人材の育成を放置しているような会社に将来性はないと考えた方が無難でしょう。

実際、僕が見てきた劣悪な環境の会社では「人材」を消耗品だと考え、
「辞めたきゃ辞めろ」「お前の代わりはいくらでもいる」など心ない言葉が飛び交っていました。

 

本当に社員を大切にしている会社は、もちろんそんな事は言いません。
社員に長く勤めてもらう事が会社にとって一番の利益だからです。
良い会社は「良い人材」を育て ようとします。


社員の事を会社の「財産」であると考えている会社では、実際に
●入社研修プログラム
●スキルアップサポート研修制度(勉強会)
●コミュニケーション活性化制度
などなど、人材育成の為に丁寧にカリキュラムを組んでいます。

公式ホームページを確認したり、会社説明会や面談などでも、そういった取り組みをされているかを確認してみましょう!

 

 

 

その⑤「会社実績はどうか」

会社実績はゲーム業界では、選定基準の1つになるのではないでしょうか。
ゲーム会社就職を目指すからには携わりたいタイトルが少なからずあると思います。

特にデベロッパー(開発会社)の会社を選ぶ際は、複数の大手との取引があるので、どのパブリッシャーの仕事を主に請け負っているのかというのがステータスになります。

その他にも、その会社が得意とするジャンルなども公式ホームページの実績紹介欄からわかると思いますので、

「自分が携わりたいタイトルやジャンルを手がけているかどうか」
そういった情報も参考にしてみてください!

 

 

 

その⑥「福利厚生が充実しているか」

前記事でも触れましたが、会社選びの基準に「福利厚生の充実」は必須ではないながらも、見ておくべきポイントの1つかなと思います。
大抵の会社は法律によって義務付けられた福利厚生(雇用保険/労災保険/健康保険など)を完備しています

その他の
●レクリエーション活動補助制度
●住宅費補助
●育児支援
●特別休暇
●健康促進制度(無料マッサージなど)
などの法定外の福利厚生は安定した収益がある会社でしか実現できない制 度が多いです。

その為、これらの法定外福利が充実している会社は将来的にも安定した事業を展開しているとも言えます。

あと経験上、健全な会社が多い印象なので、その会社が実施している福利厚生にも注目してみてください。


 

 

その⑦「公式ホームページの更新頻度はどうか」

会社ホームページの更新頻度も意外と見ておくべきポイントの1つかと思います。
一概には言えませんが、会社ホームページというのは会社にとって一番の窓口であり、顔です。

家で例えると「玄関」のようなもので、しばらく手入れされていない玄関なんて入りたくないですよね?

つまるところ、ホームページの更新を放置しているという事は
●ホームページ更新にかけるコストも無駄なコストとし て捉えている
●最新状況がわからない為、顧客が減少傾向にある
●そもそも、人を迎え入れる気がない(人の目に触れる情報の大切さをわかっていない)
これらの弊害を抱えている会社という事です。

あなたは「人を迎え入れる気のない会社」に入りたいと思いますか?
答えは否ですよね。

健全な会社はこれらの情報を常に最新の状況にしておく事の重要さを理解している会社が多いです。

その他の要因によって更新できない事情も中にはあるので、一概には言えませんが、3ヶ月以上更新を放置している会社には注意しましょう。



 

まとめ

さて、今回は「ゲーム会社を選ぶ際のポイント」を7つ紹介していきましたが、つまるところ僕が伝えたいことは1つです。

「自分なりの選定基準をつくろう」

就活でも転職でも
「給与」
「環境(社風)」
「福利厚生」
「立地」
などから、どれを優先的に考えて基準にするかが大切になってきます。

今回、その為のヒントをご紹介したに過ぎず、会社選びの基準を作るのはあなた自身です。
もし、お困りの事があればTwitterなどもやってますので、いつでもお気軽にご相談ください。



それでは、また!