【GK編】2018年ロシアW杯で活躍が期待されるサッカー選手5選【ゴールキーパー編】
皆さんこんにちは!ふくてんです!
いよいよ今年は4年に1度の大祭典「FIFAワールドカップ2018」が開催されますね!
サッカーといえば、やはり、スーパーゴールを生み出すストライカーが注目されがちですが、それと同じくらい大切なポジションにゴールキーパーがあります。
チームの中で唯一手を使ってゴールを守る事ができるゴールキーパーはまさに守護神。
今回はそれに先駆け、筆者(元都道府県選抜)が独断と偏見で選んだ「ロシアW杯で活躍が期待されるサッカー選手【GK編】」を紹介したいと思います!
<選出ルール>
・ロシアW杯の出場国であること
・1つの国につき、1名の選手のみ
<レーダーチャート説明>
・キャプテンシー:チームを統率する能力&指導力
・キャッチング:キャッチ精度
・クリアリング:クリアの安定度&エリア飛び出し時のクリア精度
・ディフレクティング:ボールを弾き出す精度(シュートの軌道を変える)
・コラプシング:至近距離や混戦時のセービング力&反応速度
それでは、やっていきましょー!
【5位】ウーゴ・ロリス
"ファビアン・バルテズの正統後継者"
本名:ウーゴ・ロリス
生年月日:1986年12月26日(31歳)
国籍:フランス代表
身長:188cm
体重:78kg
所属クラブ:トッテナム・ホットスパーFC
第五位はウーゴ・ロリス!
ロリスはフランスの守護神として、2006年まで活躍した伝説的GKバルテズからフランスのゴールを守る鍵を継承しました。
彼自身、普段はかなり無口なようですが、チームからの信頼は厚く、その寡黙な出で立ちが際立ちますね。
同じ代表チームのエースであるアントワーヌ・グリーズマンいわく
「ウーゴはそんなに喋らないんだ。でも彼が喋ると、ロッカールームは静かになる」
フランス代表エース:アントワーヌ・グリーズマン
だそう(笑)
フランス代表といえば、個性が強い曲者揃いなイメージですが、そんな彼らをひと言で統率してしまうほどのキャプテンシーの持ち主なんですね。
彼の特徴としては、"チームを牽引する統率力とキャッチング精度の高さ"があります。
大抵のキーパーが取りこぼしてしまいそうなシュートコースのボールもしっかり落ち着かせてキャッチできるという点はピンチの二次災害を防ぐというところで非常に大切になりますね。
【4位】ケイロル・ナバス
"コスタリカの小さな英雄"
本名:ケイロル・アントニオ・ナバス・ガンボア
生年月日:1986年12月15日(31歳)
国籍:コスタリカ代表
身長:185cm
体重:78kg
所属クラブ:レアルマドリード
コスタリカ代表史上最も活躍が期待されるGKといえば、この男。
スペイン代表のイケル・カシージャスのFCポルト移籍をきっかけに、名門レアルマドリードの正GKに抜擢されたナバス。
彼は体格に凄く恵まれているわけではないですが、"ずば抜けた反射神経の持ち主で、その高い敏捷性を活かしたセーブ"が特徴的です。
また、倒れた体勢からの立て直しが早く、近距離などの混戦時にも強い!
まさに野性味溢れたプレーで観客を湧かせてくれます!
今、コスタリカで最も有名で憧れの選手と言っても過言ではないでしょう!
【3位】ティボ・クルトゥワ
"孤高の番人"
本名:ティボ・ニコラ・マルク・クルトゥワ
生年月日:1992年5月11日(25歳)
国籍:ベルギー代表
身長:199cm
体重:88kg
所属クラブ:チェルシーFC
クルトワは25歳でありながらも、199cmの恵まれた身体を生かし、ワールドクラスのシュートを幾度も弾き出すスーパーセーバーです。
身体が大きいと低空弾道のシュートなどに弱かったりしますが、彼はそれらもしっかり対応できる"反応速度と敏捷性"を兼ね揃えています。
しかし、若さからかメディアなどで「自分は世界最高峰のGK」などの発言をしたり、同クラブに所属していた名将チェフに対して、やや礼儀を欠いた発言などをしてしまったりと、少し傲慢な性格が見え隠れする部分もあるみたいです。
若さゆえの傲慢さという点がキャプテンシーの減点ポイントになっていますが、プレー自体は間違いなくワールドクラスです。
まだ25歳なので、そのくらい尖っていてこそのプレーだと思いますし、今後経験を積み重ねながら精神的にも成熟して自他ともに世界最強のGKと謳われる未来に期待したいですね!
【2位】ダビド・デ・ヘア
"無敵艦隊の神童"
本名:ダビド・デ・ヘア・キンターナ
生年月日:1990年11月7日(27歳)
国籍:スペイン代表
身長:193cm
体重:76kg
所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
「無敵艦隊」という異名を持つスペイン代表には、これまでイケル・カシージャスという不動のGKがいましたが、現在は正統な後継者としてデ・ヘアが抜擢されました。
日本代表の香川選手とは元チームメートで年齢も近いからか、一緒にご飯を食べに行く仲だったんだそうです。
デ・ヘアの特徴はなんといっても、"類稀なる反射神経と長い両手足を生かした好セーブの安定力"でしょう!
また、ゴールキックによる"キック精度も非常に高く、ピンポイントでチャンスにつなげることができる"のもデ・ヘアが持つキーパー能力の特徴の1つです。
低空弾道のプレースキックもさることながら、キックフォームがめちゃくちゃかっこいいので見どころです!(笑)
【1位:マヌエル・ノイアー】
"世界屈指の不動の守護神"
本名:マヌエル・ペーター・ノイアー
生年月日:1986年3月27日(31歳)
国籍:ドイツ代表
身長:193cm
体重:92kg
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン
現代において、世界No1ゴールキーパーとして呼び声高いのは間違いなくノイアーでしょう。
オリバー・カーンやイェンス・レーマンなどを輩出したGK大国ドイツの国民の中で最も注目が集まるのが、「次のドイツのゴールマウスに鍵をかけるのは誰になるのか」というところです。
そんな中、新たな守護神として君臨する事になったのが、このノイアーです。
ノイアーの大きな特徴として
・1対1でも負けない駆け引き能力
・エリア外飛び出しでのクリアリング精度
・類稀なるディフレクティングセンス(ボールを弾く能力)
・混戦での人並み外れた反射神経
・高い足下技術
など、考え始めたら枚挙にいとまがないほど、現代GKに必要な要素を全て兼ね揃えていると言っても過言ではない世界最高峰のGKです。
しかし、ノイアーの凄さの真髄はそこではありません。
彼の本当の凄さは「崇高な精神力と謙虚さ」です。
歴代ドイツGKは自己主張が強く、少し変わった人間が集まると言われています。
仲間と違うユニフォームを着て、唯一自分だけが手を使える、それゆえに人の注目を集めやすいポジションである為、協調性に乏しく個人主義なGKが集まりやすいといいます。
しかし、ノイアーは敵チームはおろかチーム内の衝突とも無縁なほどの素晴らしい人格の持ち主なのです。
とある記者のインタビューで、ノイアーはドイツ代表の控えGKに対して
キーパーの練習にはいかなる時でも助け合いが必要だ。
誰ひとり欠けてはいけない大切な仲間なんだ。
ドイツ代表:マヌエル・ノイアー
と答えています。
出場機会に恵まれない控えGKの立場でこんなこと言われたら、泣けちゃいますよね…。
さらに、こんな逸話もあります。
シャルケ時代に元チームメートである日本代表の内田選手が東日本大震災時にユニフォームに応援メッセージを書いていた時にノイアーとの間にこんな会話があったそうです。
ノイアー:「日本へのメッセージか。今日それを見せるのか?」
内田:「勝ったら見せようと思う。負けたら見せない。」
ノイアー:「じゃあ、勝つから。俺が守るから。今日は勝てる。」
結果的にノイアーは約束を果たし、チームを逆転勝利に導きました。
しかし、勝利したものの、日本で深刻な被害が起こっている為、素直に喜べない内田選手がそのまま他の選手たちと共に控室に戻ろうとしたその時。
仲間と喜びを分かち合っていたノイアーが内田選手を見つけ、背中を押しながら観客席の前に連れて行ったのです。
"日本の皆へ
少しでも多くの命が救われますように
共に生きよう!"
実力世界屈指のGKは心までも熱く、海外で孤独に戦う日本人の心に寄り添う崇高なる精神の持ち主だったのです。
上記の写真は、欧州選手権2012予選 のドイツ代表vsカザフスタン代表の試合開始前に東日本大震災の被災者に向けた黙祷時の写真です。
私には赤いユニフォームを着たノイアーがあえて真ん中にいるのは日の丸を意識してくれているようにしか思えないのです。
真意のほどは定かではありませんが、些細ではありながらも、こんな場面でもささやかに粋な計らいができるノイアーを心から尊敬します。
そんなノイアーだからこそ、チームから絶大な信頼があるのだと思います。
誰がなんと言おうと世界屈指のGKでしょう。
まとめ
さて、2018年ロシアW杯に活躍が期待できるサッカー選手GK編はいかがでしたか?
ゴールキーパーというのは、チーム内で唯一のポジションである為、孤独なイメージがありますが、チームのピンチをチャンスに変え、チームの雰囲気を一気に変える事ができる素敵なポジションです。
今回、ご紹介していない中でも活躍が期待できる選手はまだまだ世界中にたくさんいます。
ここから先はぜひ、2018年6月以降のロシアFIFAワールドカップをご覧ください!
それでは、また!