【ゲームレビュー】マインクラフトとは違う!?2D神ゲー「テラリア」の魅力
こんにちは、ふくてんです。
今回は昔懐かしのドット絵ゲームを再現したかのようなやりこみ要素のあるサンドボックスゲーム「テラリア」を紹介していきたいと思います。
テラリアとは?
テラリアとはゲーム内に具体的なタスクやクエストが存在しない、いわばプレイヤーの思うがままにプレイできるサンドボックスゲームの1つです。
同種のゲームでもっとも著名なのが「マインクラフト」です。
以前、記事にしたものがあるので、興味があればぜひご覧下さい。
よくネットでは「マインクラフトの劣化版」と揶揄されることがありますが、個人的にはそれぞれに異なる魅力をもった似て非なるゲームだと思っています。
基本的には「掘って素材を手に入れ、家を建てて、強い武器を作り、敵と戦う」といったマインクラフトのようなプレイスタイルですが、テラリアは2Dドット絵の為、縦と横軸での移動のみというのも大きな特徴です。
テラリアの魅力
よくマインクラフトと比べられがちなテラリア。
単純に考えてみれば「縦×横」の2次元構成のテラリアよりも「縦×横×奥」の3次元構成であるマインクラフトの方が楽しめると思われがちですが、テラリアだって世界で2000万本(全プラットフォーム総計)売れてるんです!
世界で2000万本売れてるゲームっていまだに30本ほどしかないのですが、テラリアはそれほど魅力のあるゲームだという裏付けにもなっています。
それでは、テラリアが世界で人気を博している理由はなんなのでしょうか?
約500時間プレイした筆者が思う"テラリアの魅力"をご紹介します。
昔懐かしい安心感のあるドット絵の世界観
16ビット機世代にはたまらない可愛らしいドット絵の世界観が最大の魅力です。
家を建てると輪切りのような見た目になりますが、屋内の全貌がすっきりと見えていて、それぞれの用途に合わせて「どの部屋をどこに配置しようかな~」などレイアウトを考える際に見やすい表示になっています。
「マインクラフトのようにFPS視点の3D空間だと酔ってしまう」という方にとっても優しいつくりになっていますので、ぜひおすすめです。
1つ1つのオブジェクトが丁寧にドットで描かれている為、愛着が沸きやすく、とっつきやすい雰囲気を持っています。
少しずつ強くなっていってるのがわかる成長感
序盤では、本当にできることが限られていて、素手で木を切る作業しかできない。
手に入れた少ない素材で日が暮れない内に不細工な仮宿をつくり、ゾンビの急襲に怯えながら一夜を過ごす。
翌日になって、アイテムを作るための「かまど」を用意し、木を切りやすくるための「斧」を作って、木を切ってみる。
すると「お、昨日よりも木が早く切れてる!」ということに気づき、「もっと早く素材を集めて、立派な家を建てるぞ!」と小さな目標に意気込む。
当面の目標である「素材集めの効率化」に頭をフル回転させ、少しずつ便利なアイテムが揃ってきて、思わず微笑む。
さらに、「もっともっと」とゲーム内のキャラに自分を投影させ、渇望する。
その時にふと我に返り、「生活が豊かになっていく事に喜びを感じながら夢中になっていた自分」がいたことに気づく。
テラリアはそれほど、小さなステップアップに喜びを感じる上に自由度が高く、小さな達成感があるのです。
一筋縄ではいかない強敵モンスターの数々
ある程度、住み家が安定してくると、いつもゴンゴンと壁を叩いてくるゾンビたちに一石を投じたくなリます。
即席で作った銅の剣で一振り。
「グシャァッ」というグロテスクな音とともに憎きゾンビの頭がはじけ飛ぶ。
なんとも言えない爽快感。
ゾンビを倒して意気揚々に地下を下りていくと、得体の知れない新たなモンスターが。
見ただけで敵とわかる憎きフォルム。
「こいつもさっきのゾンビみたく肉塊にしてやる!」とゾンビ殺しの銅剣を振り下ろす。
「グシャァッ」
次の瞬間。
バラバラにされたのは私の方だった…。(しかも、ワンパンで)
甘かった…。もっと強くならなければ…。
何が足りない…。もっと硬くて屈強な素材を探そう…。
という風に次々に新たなモンスターが出てきて、常に一筋縄ではいかないのがテラリアならでは。
ここでも頭を働かせながら、したたかに素材を集め、強い武器を作って挑み、以前は倒せなかった敵が倒せた時の達成感はひとしおです。
中にはこんな気持ち悪い見た目のモンスターも…。
豊富なアイテム数だからこそ揺さぶられる物欲センサー
テラリアは道具や武器だけでなく、「空を飛べるブーツ」や「水面を歩けるブーツ」、「お洒落な家具」などの多種多様なアイテムが存在しています。
全て集めようとすると、生半可なプレイ時間では足りません。
しかし、「生活をもっと便利にしたい!」や「広大な大地を縦横無尽に飛び回りたい!」などの欲望は尽きることがないのです。
これらの魅力的なアイテムは「次になにをしよう」というプレイヤーの次なるアクションのきっかけになり、「気づけばテラリアをやっている」という流れが自然に出来上がっています。
冒険心がくすぐられる癖になるBGMとSE
テラリアの魅力を語る上で忘れてはいけないのが、無意識に耳に残る中毒性の高いBGM。
序盤の明るくてほのぼのとしたBGMは古き良きスーパーファミコン時代の雰囲気を踏襲したような、いつまでも聴いていられる安心感があります。
また、地面を掘っている時のSEも「コンコンコン…ザクザクザク」と小気味よく、「もっと掘りたい」という気持ちを掻き立てられる心地よさがあります。
知り合いのサウンドクリエイターがよく「人にとって違和感のない音を作るのが真のサウンドクリエイターだ」という事を言っていたのですが、その意味がよくわかりました。
テラリアの中の音はそれぞれが"あるべくしてある音"で構成されており、それをずっと聞いてても飽きないのは、世界観と音に違和感がないからなのだと思います。
まとめ
さて、いかがでしたか?
テラリアは他にもオンラインでの協力プレイもできますし、オフラインでも複数人の同時プレイが可能です。
また、ストーリーがない為、どのタイミングでも中断できますし、非常にリーズナブルな価格なので新しいタイトルの発売を待っている間の暇つぶしに最適かと思います。
▼筆者レビュー評価
▼PS4版はコチラ
▼3DS版はコチラ
ぜひ、昔なつかしのサンドボックスゲームを手にとってみてください。
テラリアはきっと「古臭いゲーム」という固定概念をぶっ壊してくれるでしょう。
それでは、また!